見終わってしばらく経つというのに、それでも未だに語り始めると止まらない気がするドラマ版の『神話』。
大陸でも話題になったのも大いに納得ですが、このドラマがとても好きなだけに、続編の行方が一層気になってきてしまいます。
『神話』にこれほど魅かれることになった理由は、まず物語の持つ魅力、そしてそれに加えてキャストが魅力的だったこと、この2点かなという気がします。
主だったキャストを簡単に紹介してみようと思ったのですが、思ったより長くなりそうなので、まずは過去に飛ばされてしまった2人、主役の易小川と高要について。
直接、ストーリーには触れていませんが、念のため、折り畳んでおきます。
ネタバレを避けたい方は、ご覧いただかない方が無難かと思います。
◆易小川(yì xiǎo chuān)・蒙毅(méng yì):胡歌
物語の主人公。
現代から秦代末に飛ばされ、苦労する人(笑)。
蒙恬の弟・蒙毅として歴史に名を刻むことに。
4人の女性に愛されるという幸せな立場ですが、彼は玉漱公主ひとすじ。
飛ばされる前の小川は、高嵐の恋人でしたが、実に浮気っぽかったのに(笑)。
上左:登場時(現代) 上右:ようやく髪が伸びた頃
中左:蒙毅 中右:蒙毅からまた易小川に戻って
下左:3年、山を掘り続けた後 下右:髭を剃りました
ヘアスタイルもどんどん変わっていきますが、衣装の色も最初の明るい色合いから徐々に重い色に。
これも小川の変化を表現するために計算されてのこと。
責任も重くなり、だんだん成熟していく様子を衣装の色でも表現したそうです。
また、蒙毅のスタイルでは、額を出しているのがポイント。
胡歌が額を出すのって初めてなんですよね、確か。
最初は前髪を下ろすつもりだったようですが、胡歌の強い希望でこのスタイルに落ち着いたのだとか。
普段より一層、顔がほっそりと見えますね。
胡歌は、どれが一番気に入っているか訊ねられて「野人スタイル」(上の画像の左下)だと答えていました(笑)。
本気なのか冗談なのか、わからない……(^^ゞ。
ちなみに、私は蒙毅になる前、最初に宮廷に出仕した頃から舉賢堂の騒動の頃が一番好きかな。
どの小川も、とてもハンサムさんですが。
衣装やヘアスタイルだけではなく、物語の進行につれて、小川の表情もどんどん変わっていきます。
最初はこんな明るい笑顔も振りまいていました(相手は呂素)。
が、物語が進むにつれて、こんな表情は見られなくなり、替わってこんな表情が現れたり……(視線の先には趙高が)。
胡歌は、表情や仕草などにも気を配り、とてもこまやかに神経の行き届いた演技をしていた気がします。
柔らかい雰囲気を持ちつつも、芯の強い役を演じさせると胡歌は特に魅力的ですね。
ルックス優先でアイドル的に見られてしまいますが、実際のところ、お芝居も達者ないい役者さんだといつもそう感じさせられます。
大陸だともう1人、黃曉明もとてもハンサムさんですが、顔立ちは曉明の方が整っているように思います。
でも、色気なら胡歌(笑)。
冗談はさておき、曉明も大好きですが、でもどちらかというと、私は胡歌の方がご贔屓なようです。
◆高要(gāo yāo)・趙高(zhào gāo):張世
小川の巻き添えで秦代に飛ばされてしまった小川の恋人・高嵐の兄。
秦で酷い目に遭う中で、最後には思ってもいない形で宦官にされてしまった気の毒な人。
秦を滅ぼすことになる歴史上悪名高い人物でもあり。
妹・高嵐を溺愛する兄。
秦で出会った高嵐に瓜二つの小月に彼女の面影を重ね、小月のことも実の妹同様に愛し、面倒をみる。
妹たちには実に優しく、こまやかな気遣いをする人ですが、敵には容赦なし。
そのギャップも、張世が確かな演技力で実に見事に、自然に演じていた気がします。
結局のところ、小川を不幸にしたのは間違いなくこの人なんですよね……。
でも、なぜか最後まで憎めない人でした。
張世は演技力充分なので、どの顔も実に悪そう……(^^;。
でも、メイキングでは胡歌と冗談を言い合ったり、全然こんな雰囲気じゃなかったです(当たり前ですが / 笑)。
撮影合間に、2人で楽しげな胡歌&張世。
大陸のドラマでは吹き替えが普通ですが、この『神話』では胡歌と張世、そして譚凱(項羽)の3人は吹き替えなしの本人の声。
ドラマの声に慣れてしまっているので、メイキングで役者さん本人の声を聞いて違和感を感じてしまいました(^^;。
こんばんは!
ドラマ版の『神話』は語っても語りきれないですよね(笑)
大陸版のDVDが届いたのでもう一度ゆっくり鑑賞してみようかなと思っているところです。
でも、時間が・・・(笑)50話は、観始めるのに覚悟が必要です(笑)
私は容姿&ヘアスタイルからいうと、「下右:髭を剃りました」頃が一番お気に入りです♪
性格&雰囲気はやはり『蒙毅』の時代!
どれがお気に入りかと聞かれ、「野人スタイル」と応える辺り、胡歌らしいですね(笑)
結局のところ、どれでも良さそうですよね(笑)
彼にとってはお話や雰囲気にいかに合わせるかが重要であって自分にとって似合うかはその次のように感じます。
>柔らかい雰囲気を持ちつつも、芯の強い役を演じさせると胡歌は特に魅力的ですね。
ですよね!
この作品は特に魅力的でしたね~。
張世は台湾出身の役者さんでしたよね?(違いましたっけ?)なのに本人の声だったのですね!
すごいですね~。演技にもかなり惹き込まれましたしとっても素敵な役者さんですよね。
>でも、なぜか最後まで憎めない人でした。
私も同じで、高要は最後まで憎めなかったです。。。
彼も被害者の一人ですし・・・
ちろさん、こんにちは!
>ドラマ版の『神話』は語っても語りきれないですよね(笑)
そうなんです、自分でもいつまで語るんだろう?と思うのですが、止まらなくて(^^ゞ。
役者さんの誰がどうだというのもなのですが、とにかく物語に魅せられてしまっているようです。
>50話は、観始めるのに覚悟が必要です(笑)
ですね。
しかも2度目でも、見始めると止まらなかったりするので、一層覚悟が必要になります(笑)。
>私は容姿&ヘアスタイルからいうと、「下右:髭を剃りました」頃が一番お気に入りです♪
ちろさんは、ここですか(笑)。
私は可愛らしさで蒙毅前かな、と。
でも、
>性格&雰囲気はやはり『蒙毅』の時代!
ですよね〜!
蒙毅の頃に小川が見せた覚悟のようなものは、本当に魅力的でした。
>彼にとってはお話や雰囲気にいかに合わせるかが重要であって
>自分にとって似合うかはその次のように感じます。
そうですね。
外見3割、演技7割、とか言っていましたし、やはり自分の役柄をどう表現するかが彼にとっては一番大事なのでしょうね。
胡歌の作品は、どれもとても好きなのですが、このドラマでの胡歌は、これまでのどの作品よりも魅力に溢れていましたね。
これまでも彼の新しい魅力にたくさん出会えたような気がします。
>張世は台湾出身の役者さんでしたよね?
ですね。
この間の金鐘獎にもノミネートされていて、賞をとるだろうと仔仔が予想していたのが張世でしたね。
演技力は確かですし、雰囲気もあって、役者さんらしい役者さんですよね。
今回の高要役でも、何だか格好良いなぁと思いました。
そしてその高要。
>私も同じで、高要は最後まで憎めなかったです。。。
やはりちろさんも。
やっていることはろくでもないことばかりなのかもしれませんが、あれしか彼には生きる術がなかったのも事実でしょうし、小川と玉漱を道連れにしようとしても、その気持ちも理解できましたし……。
薄っぺらい悪役にならなかったのは、物語の力に加え、張世の演技も大きかったんだろうなと思います。
このドラマで一番辛い思いをしたのは、高要だと思うんですよね。
小川じゃなく……。