ドラマ版『神話』その他の登場人物

台湾の中視で放送されているドラマ版『神話』ですが、なかなか視聴率もいいようですね。

物語に力があるので、視聴者に訴える力も強いのだと思います。
しかも、見返すと新たな発見がまだまだあるという(笑)。
おかげで語りたいこともとどまるところを知らないようです。

登場人物のうち、小川と高要については簡単にまとめてみましたが、彼ら以外の主だった登場人物についても、簡単にまとめてみることに。

以下、ストーリーと関わる部分もありますので、ネタバレを避けたい方はご覧いただきませんようにお願いします。

*サムネイルをクリックしていただくと、画像が大きく表示されます。

〜秦代〜

◆玉漱公主(yù shù gōng zhŭ)・麗妃(lì fēi) :白冰

物語のヒロイン。
圖安という小国のお姫さまで、国の安寧のために始皇帝の後宮に。
後宮に入る前に出会った小川と愛し合い、生涯、彼1人を思い続けることに。

小川に愛され、始皇帝の寵愛を受け、加えて、秦の英雄・蒙恬にも密かに愛され、ある意味羨ましい人なのかも。

でも、私は小月&高嵐派(^^ゞ。

◆蒙恬(méng tián):丁子峻

蒙家軍を率いる大将軍にして、始皇帝の信任も厚い負け知らずの大秦の英雄。
まさしく秦を支える屋台骨。
頭が切れ、剛胆にして細心。
朝廷で、趙高と李斯を相手に1人で渡り合えるだけの存在感の持ち主。

小川を21年前に5歳で行方不明になった弟・蒙毅だと信じ、彼に全てを託そうとする。
小川に素気なくされてもへこたれず(笑)。

でも、きっと小川が心を開いてくれるのを待っていたんだろうな……と思うと、可哀想でもあり……。

演じる丁子峻、どこかで見たような気はしていたのですが、思い出せず。
香港の俳優さんなんですよね。
智霖(張智霖)にどことなく似ている気がするから、それで見たことがあるように錯覚してるのかな?なんて思っていましたが、出演作を確認してみたら、見てました、丁子峻(^^ゞ。
違い過ぎてて、わからなかった(^^ゞ……。

ちなみに、彼の従弟・丁子高の奥さんは楊千嬅(ミリアム・ヨン)。

◆扶蘇公子(fú sū gōng zi):馬文龍

始皇帝にも信頼される公子さま。
公子という身分に傲ることのない、謙虚で誠実な人柄は小川や項羽までをも魅了。
蒙恬の教え子でもあり。

彼は本当に立派な公子で、あんな最期を迎えることになったのが残念です。
史実では、彼の後に蒙恬が亡くなりますが、ドラマでは蒙恬が先に亡くなってしまって、さぞや扶蘇も悲嘆に暮れたことかと……。
良い人だったのに……。

◆李由(lǐ yóu):石天碩

こちらも蒙恬の教え子にして、宰相・李斯の息子。
蒙恬の薫陶を受けた人間は、みんな立派な人柄になるのかしら?と思ってしまうほど、この人も最後まで本当に立派な人でした。

小川にも良き友であり続けてくれましたし、小月をずっと思い続けるその一途さも魅力的でした。
小月との婚礼の夜、蒙家での小月とのやりとりは、ドラマの中で私の好きな場面のひとつ。
李由の言葉のひとつひとつが感動的でした。

◆項羽(xiàng yŭ):譚凱

“西楚霸王” という名が相応しい乱世の英雄。
何事にも愚直なまでに一直線で、策を弄することなど考えもしない真っ直ぐな人物。
その結果、劉邦に敗れ去ることになるのですが……。

小川の大切な友にして、小川にとっては家族のように近しい人物だったのではないかと思える人。
秦に飛ばされてきたばかりの時に出会い、以来、項羽が最期を迎えるその時までずっと、彼らの間の信頼関係は変わらなかったはず。

出会ってすぐ、戦いの中で敵の放った1本の矢によって串刺し状態の小川と項羽 (ーー;)。

玉漱のこともですが、小川の悲劇のひとつは大切な友を次々に失わざるを得なかったことだったと思います。
描かれることのなかった2000年の時間の間にも、きっと小川はそんな思いを繰り返してきたんでしょうね。

そして項羽は最愛の女性・小月にも一直線(笑)。
思いが叶わなくても、とにかく常に彼女ひとすじなのがいいですね。
結構、強面なのに、小月を前にすると表情も緩みがちで、実に可愛らしかったです ^^ 。

演じる譚凱は、声にもとても魅力のある俳優さん。
なかなか面白いキャリアの持ち主で、役についてのとらえ方も、普通の俳優さんと少し違うのかも。
項羽について尋ねられて、彼を “騎士” だと評していたのが、とても印象的でした。
そんな彼が命を吹き込んでくれた、このドラマの項羽はとてもチャーミングな人物だったと思います。

蒙恬と並んで、このドラマで私が最も好きな人物でした。

◆小月(xiǎo yuè):張萌

ずっと小川に叶わぬ恋をし続け、自分の気持ちが受け入れられることがないのがわかっていても、それでも小川のために犠牲をも厭わなかった女性。

玉漱より小月の方がいいでしょ、小川くん……と何度思ったことか(笑)。
でも、そんな彼女にはちゃんと素敵な人が用意されていました(笑)。
項羽と李由という自分のことだけをずっと思い続けてくれる男性2人に愛された彼女。
項羽と共に、彼の “虞姬” として生きた時間はきっと彼女にとって、これまでの辛い思いを補ってあまりある幸せな時間だったはず。

自殺したとも、項羽の手にかかったとも伝えられる虞姬の最期ですが、このドラマの場合、何があっても項羽が彼女を手にかけることはあり得ないでしょうし、目の前で彼女を自殺させることもあり得ないので、敵の手にかかって項羽の腕の中で亡くなるというこの展開が最も自然だったと思います。

ドラマに登場する女性陣の中で、羨ましく思ったのは彼女だけでしたね(笑)。

◆劉邦(liú bāng):李易祥

劉邦と呂雉

後の漢高祖。

うーん、この人については何を言えばいいのやら。

このドラマの劉邦はとにかくせこくて狡くて、口ばっかりの嫌な奴。
まがりなりにも漢の高祖なのに、こんな描き方でいいの?なんて思うほど。

小川も、「劉邦だ〜」とミーハー丸出しで義兄弟の絆を結びましたが、さぞや後悔したことでしょう。

このドラマには、悪役もいろいろと登場してきましたが、私が一番嫌いだったのがこの人でした。

◆呂雉(lǚ zhì):陳紫函

劉邦の妻にして、後の呂后。

小川が呂公一行を助け、彼女が「呂雉」だと名乗った瞬間、いずれ彼女を助けたことを小川が後悔するような羽目になるんじゃないのかな と心配しましたが、案の定……。

でも、歴史上の呂后があまりにも凄い人なので、このドラマの呂雉はまだまだ可愛げがあったような。

小川にとっては彼女が自分に向ける愛情は迷惑なだけだったのかもしれませんが、小川自身の態度にも問題がなかったとは言えない気がしますし。
小川に全く振り向いてもらえなくても、それでも彼自身を傷つけることはできない彼女が少し哀れに思えました。

◆呂素(lǚ sù):金莎

姉の呂雉とは正反対の、優しく気立てのいいお嬢さん。
でも、思い詰めると思いも寄らない大胆な行動をとるのは、やはり姉妹だから?

小川にプロポーズされた時、どれほど嬉しかったことでしょう。
彼が自分を愛しているわけではないことがわかっていても、命懸けで彼を追ってきた呂素にとっては、彼の言葉は本当に嬉しいものだったはず。

自分の命と引き換えに、小川を救うことができただけで、彼女は満足だったのでしょうか……。

◆崔文子(cuī wén zi):楊樹由

不老長寿の霊薬まで作ってしまうくらいに優秀な医師。
加えて、小川の未来まで見透かしていたかのような行動を取ったり、小川が必要とする時に実にタイミングよく現れてみたり、このドラマの中でも謎の多い人物。

普段はただのお酒好きのお爺さんなんですけど。
いったい何者だったんでしょうね、彼は。

その他に金将軍、龐将軍、德香、田伍長らも勿論非常に印象に残る登場人物でした。

〜現代〜

◆易大川(yì dà chuān):任泉

大川と高嵐

小川の兄。考古学者。
小川とは正反対の真面目な人柄。

行方不明になった小川と高要を探す中で、小川の恋人だった高嵐に魅かれていくも、弟の恋人だからと踏みとどまろうとする誠実な人柄。

優しいいい人で、好感の持てる人物でした。
最初の予定では、胡歌がこの大川役も演じるはずでしたが、彼の負担なども考慮して任泉が演じることに。

任泉の大川は誠実さに溢れていて素敵でしたが、融通の利かない堅物の胡歌っていうのもちょっと見てみたかったかも。

◆高嵐(gāo lán):張萌

小川の恋人。
小月と同じ顔をしていますが、中身は全然違っていて、非常に勝ち気な女性。
しかもとても強い(笑)。

小川と高要を探す中で、何度も危険に陥った彼らですが、彼女はいつも大活躍でした。
実に頼りになる女性でしたね。

だんだん大川に魅かれていきますが、彼女にとってはその方が幸せだったでしょうね。

と、脇を固める一人ひとりの人物がとても魅力的で、存在感充分だったのも、この作品に厚みを加えることに繋がっていたのだと思います。

見直すたびに新しい発見もあったり、いつまでも楽しめそう(笑)。

ドラマ版『神話』その他の登場人物」への2件のフィードバック

  1. こんばんはー

    台湾でも好調なのですね!好きな作品がいろんなところで好評だとうれしいですね♪

    私はこのお話に登場した女性では、やっぱり小月派です!^^

    >このドラマには、悪役もいろいろと登場してきましたが、私が一番嫌いだったのがこの人でした。

    劉邦は私もすごく嫌いでした!お話が進むにつれどんどん嫌いになっていきました・・・(^-^;
    ドラマを観ていて、ここまで嫌になったのは久々かもしれません(笑)

    そして、一番の謎は
    崔文子ですよね~!彼は何者だったのでしょうか・・・
    最後の方に将棋(囲碁?)をしていた相手も気になります。

    もう一度注意深く観れば謎が解けるのでしょうか?気になります(笑)

    • ちろさん、こんばんは!
       
      台湾でも、まずまずの視聴率みたいですし、評判もいいようですね。
      お気に入りの作品だけに、好評だとこちらまで嬉しくなりますよね!
       
      ちろさんも、やはり小月派ですか(^^)。
      他はちょっと……ですよね(^^ゞ。
       
      劉邦は本当にダメでしたね。
      ものすごい悪人というわけでもなんでもないのに、私もとにかく嫌いでした。
      出てこなくていいから……と何度思ったことか。
      一番、賢く生きた人なのかもしれませんが。
      歴史上の劉邦を現代の中国の人たちがどう見ているのか、ちょっと知りたくなってしまいました。
       
      老崔は何者だったんでしょうね〜。
      とにかく先の先まで知りすぎてましたよね。
       
      >最後の方に将棋(囲碁?)をしていた相手も気になります。
      そうですね。
      いわくあり気でしたもんね。

      こういう歴史に関わる作品を見ると、基本的な知識が欠けているのがもどかしく感じられます。
      何か気づかないで通り過ぎてしまったエピソードやポイントがあるのではないか、なんて思ったり。
      特に『神話』は印象に残る作品なだけに、もっと深く理解したいと思ってしまうのかもしれません。
      何度も見直したくなる作品ですよね。

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