『偷心大聖PS男』第21話(最終回)

かなり遅ればせですが、ようやく最終回まで辿り着きました(笑)
 
 
後半、どんどん魅力が増す和杰に、どうも分が悪い成恩。
成恩派の私も、先週の和杰にはかなり心が揺さぶられてしまいました(笑)。
 
 
 
そんな中 迎えた最終回。
 
以下、また非常に長いです(^^;)。
そして、いつもの通り、アヤシイ部分や変換ミスも見受けられると思いますが、どうぞご容赦を。
また気がついた時点で、こっそり修正していきます(^^;)。
 
 
 
 
 

 
 
 
 

子どもたちが卒園した天使幼稚園。
今度は園児の募集の準備が始まるようで、瑪麗が1人、その準備をしていました。
そこへやって来る園長。 
お見合いを何度も繰り返していた園長、とうとういい人ができたようですね(笑)。
やたらとご機嫌です。
アルゼンチンの人だそうですが(笑)。
 
 
そんな2人のところに現れる小茜。
園長は、アルゼンチンで結婚して、あちらで幼稚園を開きたいらしく、天使幼稚園を聯隼集團に買って欲しい、と小茜に持ちかけます。
小茜にとって天使幼稚園がどういう場所かを知っている成恩は、勿論、その話を受け入れます。
 
上海行きが決まり、その期間が長くなりそうなのに表情を曇らせる小茜。
成恩は、阿嬤や瑪麗に会いたくなれば、いつでも戻ってくればいいんだから、と彼女を慰めます。
 
阿嬤に心配をかけるのではないかと気にする小茜。
休暇をもらって、阿嬤のところに帰りたい、と成恩に申し出ます。
長い間、阿嬤に会っていないから、自分も一緒に、と言う成恩に、仕事があるから1人で帰ると言い張る小茜。
勿論、成恩はそんな彼女の言葉を受け入れるのでした。
 
 
故郷に戻った小茜。
いつものように家族に温かく迎えられます。
 
そこへ養殖池に誰かが入ったことを知らせるブザーが鳴り響きます。
魚が盗まれることがあったために、取り付けたようですね。
早速、全員で養殖池に向かいます。
 
 
そこにいたのは和杰でした。
スタンガンで気を失ってしまった彼は、小茜の家に運び込まれます。
その手にしっかり握りしめられた馬蹄鉄に気付く小茜。
握りしめられた手を開こうとすると、和杰が目を覚まします。
 
 
背中が痛いと訴える和杰の背中には、やけどの跡が。
「馬蹄鉄は投げ捨てられても、思い出は捨てられないから」と言う和杰。
そんな彼に、この幸運のお守りがあなたに幸運を運んでくれるから、大事にイギリスに持って行くように言う小茜。
ですが、和杰は手にした馬蹄鉄を小茜に手渡します。
この馬蹄鉄は、もともと彼女に贈ろうとしたものだから、と。
「馬蹄鉄がお前に幸運をもたらしてくれることを願ってる。
 お前が幸せで満ち足りていられることも。
 それが俺の一番の願いだ。
 お前を幸せにしてやれるのが俺じゃないことはわかってるけど、
 それでもやっぱりお前の幸せを祈ってるよ。」
 
 
そんな2人の様子をそっと見つめる阿嬤。
阿嬤は帰ろうとする和杰を引き留めます。
 
萬壽村の人とも気さくに写真を撮ったりする和杰。
村の人たちも、小茜に、彼と結婚するように薦めたり(笑)。
 
 
小茜も、和杰がいつもと違うと感じていました。
そう言われた和杰は
「長い間、仮面を付けてきたせいか、自分の姿がどうだったかさえ、
 すっかり忘れてしまった。
 自分が作家であって、芸能人でないってことも忘れてしまってたな。
 でも今は実に気楽で自由な気分だ。
 もうずいぶん長い間、こんな夏和杰は見たことがない。
 以前の俺はこんな感じだったってことさえ、すっかり忘れていたよ。」
 
 
のんびりと萬壽村を散策しながら、そんなことを話す2人。
イギリスから戻って、作家として成功したことで、自分自身を忘れてしまっていた、と言う和杰。
「天使幼稚園で過ごした158時間、子どもたちのきらきらと輝く瞳や、
 何にでも興味を持つ様子を見るたびに、俺のもともとの夢は
 いったい何だったんだろう、俺にとって一番大事なことは何なんだろう
 そう考えずにいられなくなったんだ。」
 
 
服も乾いた和杰は小茜と一緒に帰ることに。
上海に行く小茜を心配する家族に見送られて、和杰の車で台北に戻る小茜。
 
 
車中、涙をこぼす小茜を気遣う和杰。
そんな彼女を和杰は、子どもの頃の2人の思い出の場所に連れて行きます。
何の憂いも悩みもなかった子どもの頃を懐かしがる小茜。
 
 
ベンチに並んで座り、波の音を聞きながら、和杰は車中で元気がなかった理由を小茜に訊ねます。
阿嬤や瑪麗、幼稚園から離れるのがつらい、と言う小茜。
「俺と別れるのもつらいか?」
思わずそう訊いてしまった和杰ですが、「冗談だ」と誤魔化すのでした。
 
そして、彼は言います。 
「人生ってのは常に選択し続けていかないきゃいけないものなんじゃないかな。
 風に吹かれることを選ぶか、それとも雨に降られるか。
 行くか、それとも残るか。
 左に向かうことを選べば、右側の景色は見ることができなくなる。
 でも、俺が何より大事だと思うこと、それは目的地に辿り着ければ
 それでいいんだってことだ。
 2010年7月18日、午後4時28分、俺と馬小茜はここにいて、
 この時間を分かち合っている。
 今のこの時間はもう2度と戻って来ることはない。
 俺たちはただ、今を真剣に生きるしかないんだ。
 その一瞬一瞬、自分が最も良いと思える決断をしていくしかない。」
「もしも最初の時に私が鋼牙妹だとあなたに伝えていたら、
 そうしたら、私たちの今は変わっていたかしら。」
「わからない。俺にわかるのは、俺が好きなのは今の馬小茜だってことだけだ。」
 
立ち上がり、思い出の場所を後にする2人。
 
 
2人が歩いていると、通りがかったバイクが小茜のバッグをひったくって行きます。
それを追う和杰。
結局、彼女のバッグを取り戻したのですが、相手は和杰だと言うことを知っていて、「覚えてろ」と捨て台詞を残して行ってしまいます。
 
 
台北に戻った2人。
家まで小茜を送り届けた和杰。
小茜は先程のひったくりのことで彼のことを心配していました。
和杰は、仕返しをしようと思ったらイギリスまで飛んで来なきゃ、なんて気にする様子はありません。
和杰がイギリスに発つのは、偶然にも小茜が上海に発つのと同じ、その週の木曜日に決まっていました。
 
別れた後、次はいつ会えるかわからないな、なんて言う和杰。
別れの抱擁を交わす2人ですが、お互いに離れがたい様子です。
 
彼女を抱きしめたまま、和杰の言った
「馬蹄鉄をちゃんと持っててくれ。
 俺の代わりにお前を守ってくれるから。いいな。」
という言葉に泣きながら頷く小茜。
 
彼女の涙を拭ってやった和杰は、最後に言います。
「会えて本当に嬉しかったよ。鋼牙妹。それから…、また会おう。」
「さよなら」
「身体に気をつけろよ」
 
それだけ言って、車に乗り込み去っていく和杰、そして、それをずっと見送る小茜。
 
 
小茜は成恩らと会議中ですが、交わされる話題は彼女にはわからない話。
Facebookにアクセスして遊んでいる始末(笑)。
そこへ鋼牙妹あてに小王子からの友達リクエストが届きます。
リクエストを承認し、「お手洗いに」と席を立つ小茜。
 
和杰のFacebookにも、友達リクエストが承認されというメッセージが表示されます。
そこへ小茜からの電話が。
「馬小茜、何か用か?」
「あなたの友達リクエストに返信したんだけど、見た?」
「見たよ。電話してきたのはそれを言うためか?」
「会議中だったのに、わざわざ席を外して電話してるのに。」
「ありがとう。
 …
 他に何か言いたいことは?」
「一言言いたくて…、さよなら、って。」
「そうだ、お前も明日は上海に出発だな。お前も身体には気をつけろよ。」
「…ありがとう」
「それじゃ…」
「何?」
「まだ他に何かあるか?」
「…、ないわ。あなたは?」
「俺は…。俺もそれだけだ。」
「そう…。じゃあ、良い旅をね。さよなら。」
「またな。」
「さよなら。」
「さよなら。……。身体には気をつけろ。」
「あなたもね。」
「じゃあな。」
 
そう言って、電話を切る和杰。
 
 
この場面、どちらも電話を切りたくないんですよね。
相手が切るのを待っている感じで。
そして、2人とも、相手が自分を引き留めてくれるのを待ってる…。
まったく、もどかしいお2人さんです(笑)。

 
 
会議の席に戻ろうとする小茜。
扉を開けると、ちょうど天使幼稚園の話が出ていました。
天使幼稚園の近くは古くからの地域で、現在、高齢化が進み、生まれる子どもの数が減っているので、このままだと数年先には園児が集まらなくなるかもしれないようです。
天使幼稚園を幼教王国に加えること自体が、あまり得策ではなかったのに、今、買収という話になると株主が黙っていないのでは?と、スタッフが成恩に進言します。
が、成恩はまったく取り合おうとしません。
会社の資金で買い上げるのが無理なら、自分が買う、それでいいか、と言う成恩。
それを聞いてしまった小茜は、会議には戻らず、外へ。
 
 
外を歩いていた小茜は、ちょうど通りかかった小陀螺一家と遭遇します。
余浩と遊ぶ小陀螺を眺めながら、阿曼達と話す小茜。
 
 
小陀螺の楽しそうな様子に、こちらも幸せそうな阿曼達。
余浩と正式に結婚したことを小茜に伝えます。
 
やりたいことをやるだけ、もう“阿曼達”を演じたいとも思わない、という阿曼達。
 
「自分でいられるって、本当に素晴らしいわ」
 
 
この言葉が最後に小茜の背中を押してくれたんでしょうね。
とうとう彼女も決断することにしたようです。

 
 
会議の場に戻る小茜。
ですが、ちょうど会議は終わったところでした。
 
成恩に穏やかな口調で「責任者として経営管理も学ぶ必要がある」と言われる小茜。
 
成恩は、それだけ言うと、すぐに立ち上がり、彼女に背を向け、買っておいた指輪が入ったケースを手にします。
その手を後ろに回したまま、小茜に近付く成恩。
 
「明日は上海だ。
 協力して市場を開拓していこう。
 きっと大変だろうし、時間もかかるだろうが。」
 
そこで指輪を彼女に見せ「結婚して欲しい」とプロポーズをする成恩。
 
「力を合わせて将来のために頑張っていこう。 
 この指輪はお前への俺の誓いのしるしだ」
 
「素敵な指輪ね。
 …
 でも、あなたと一緒に上海には行けない。」
「どういうことだ。
 今やっているこの幼教王国はお前の夢じゃなかったのか?」
「幼教王国はあなたの夢よ、私のじゃなく。
 でも、あなたの夢に加われて、本当に嬉しかった。
 幼教王国はもう動き始めてるわ。
 自分にできることはわかってるつもり。
 だから、今はもう私は去るべきだと思うの。」

「俺と結婚したくないんなら、そう言えばいい。
 言い訳する必要はない。
 聯隼に留まって、お前がやりたいことを何でも好きにやればいい。
 俺は何があってもお前を支えていくつもりだ。」
 
 
それだけ言って、窓際に立ち小茜に背を向ける成恩。
「ありがとう、成恩。
 でも、私は自分の力で夢をかなえてみようと決めたの。
「夏和杰か?」
「私が自分で決めたことよ、誰とも関係ないわ。
 あなたが私のためにしてくれたことの全てに心から感謝してるわ。
 でもそれは愛じゃない。
 …
 ごめんなさい。」
 
ようやく彼女の方を振り返った成恩。
「俺に謝る必要なんてない。
 謝るんなら自分自身に謝るんだな。
 いいか、俺と結婚したいという女性なら山ほどいる。
 だが、俺はお前を選んだ。
 お前にはそれがどれほどのことか、わからないようだが。
 お前は俺とは上海に行かない、聯隼もやめる、責任者も降りる、
 OK、無理強いするつもりはない。
 結局、損をするのはお前自身だからな。
 …
 もう何も言うことがなければ行っていいぞ。
 行けよ。」
 
それだけ言って、また彼女に背を向ける成恩。
そして黙って立ち去る小茜。
 
1人残った成恩は、秘書のKellyに明日の上海行きの飛行機をキャンセルするよう指示します。
 
 
 
小茜から成恩のプロポーズを断ったことを聞かされた瑪麗は「あんなによくしてもらったのに…」と驚きます。
成恩に失礼だと言う小茜ですが、「何言ってるの、夏和杰が好きなだけでしょ」と突込む瑪麗(笑)。
 
和杰のことが好きなら、彼を引き止めるべきだと小茜に話す瑪麗。
でも、和杰が本当の自分を取り戻すためにも、それから創作活動のためにも、イギリスに行くべきだ、そう小茜は答えるのでした。
 
 
和杰の出発の日。
彼は大貿に、阿曼達に月々の返済を忘れないように、それから時間が空いたら小茜の阿嬤の様子を見に行くように、と指示します。
 
そして大貿に家の鍵を渡し、「今の部屋を引き払って、ここに住め。節約して、結婚資金を貯めるんだ。わかったな」と(笑)。
 
いつ戻るのか、まだ決めていない和杰。
別れを寂しがり、涙涙の大貿(笑)。
 
門を出たところで、
「送らなくていい。1人で行く。
 俺の面倒を見てくれたように、自分の面倒をちゃんと見るんだぞ。
 車はお前に預ける。傷でもつけたらどうなるかわかってるな」
 
なんて大貿に言っているところに怪しい車が登場し、中から怪しい人たちが(笑)。
銃を突きつけられ、2人は連れ去られてしまいます。
 
 
そんなことは知らない小茜たち。
結局、天使幼稚園は小茜と瑪麗が買ったようで、手付け金を受け取った園長は、幼稚園の鍵を小茜に手渡します。
そしてさすがに名残惜しそうに幼稚園を去る園長と、それを見送る二人。
 
幼稚園を持つという夢が叶って幸せそうな小茜、そして小茜の夢が叶ったことを我が事のように喜ぶ瑪麗。
お祝いしなきゃ、ということになりますが、小茜は和杰の出発の時間を気にしていました。
「今ならまだ間に合うわよ」と瑪麗に言われますが、何を言っていいかわからないし、お祝いの方が大事だと答える小茜。
幼稚園の鍵をかける二人の背後には、先程、和杰を連れ去った連中が迫っていました。
 
 
縛られ、口をふさがれた状態で、山小屋のような場所に閉じ込められている4人。
「うるさいから」という理由で瑪麗と大貿だけがどこかに連れて行かれてしまいます。
残された和杰と小茜。
和杰の口をふさいでいたテープをはがす犯人。
「金が欲しいなら、俺たちを自由にしろ」と和杰が犯人と交渉しようとしたところに、外から2発の銃声が。
 
大貿と瑪麗が逃げようとしたから発砲した、さっさと死体を処理しろ、中の2人はあとで考えればいい、なんて会話が聞こえてきます。
中に1人残っていた犯人は、また和杰の口をテープでふさぎ、出て行きました。
 
 
そして残された和杰と小茜。
和杰は手を縛っていたロープを緩め、自由を取り戻すと、すぐに小茜も自由にしてやります。
 
何か言おうとする小茜に
「何も言うな。話はここから逃げ出したあとだ。」
と、何とか逃げだそうと考える和杰。
「なんで瑪麗と大貿が殺されなきゃいけないの」と訴える小茜。
 
 
和杰は何も答えず、逃げ出すために外の様子をうかがいますが、見張りがいて逃げるのも難しそうです。
和杰は自分の腕時計を外に放り投げ、見張りが音のした方を調べに行った隙を狙って小茜を小屋から連れ出しました。
 
が、彼らが逃げたことはすぐに知られ、追っ手がかかります。
手を取り合って必死で逃げる2人。
 
逃げる途中で足をくじいてしまった小茜を背負って、和杰は山を走ります。
空いていた小屋を見つけて、そこに逃げ込む2人。
小茜の足を心配する和杰。
 
 
犯人は、先日、小茜のバッグを引ったくった男だろうか、と訊ねる小茜。
和杰は、この誘拐は組織だった犯行だから、引ったくり犯とは別だと思う、と答えます。
 
「なぜ?」と繰り返す小茜に「今は余計なことは考えるな。」と諭す和杰。
 
「私たち、ここで死ぬの?」
「縁起でもないことを言うな。
 約束する、俺が絶対お前を無事にここから連れ出してやる。」
 
その言葉に頷く小茜。
 
 
夜、小屋にあった小さな明かりの下で話す2人。
「瑪麗と2人で幼稚園を分割払いで買ったの。
 上海には行かないわ。」
「なぜ?」
「考えたの、平凡な私には単純な毎日が合ってるのよ。」
「孟成恩は腹を立てたろう?」
「彼があんなに怒ったのは見たことがないわ。
 瑪麗と一緒に楽しみながら幼稚園をやっていくつもりだったのに…。
 こんなことになるなんて…」
「いつも大貿のことを怒鳴り散らしてばかりだったけど
 あいつはとっくに俺の兄弟みたいなものになってた。
 あいつがこんなことになって、俺もつらい。
 だが、今一番大事なことはここを無事に逃げ出すこと、そして通報すること、
 そして2人を傷つけた奴らに法の裁きを受けさせることだ。
 だから今はお前も我慢して頑張るんだ。わかるな?」
「もしも自分がもうすぐ死ぬってわかったら、何がしたい?」
「お前を守ることだ。お前がここを無事に逃げ出すまで。」
「もしも私が死んでも、阿嬤には言わないでね。
 もう歳だもの、耐えられないかもしれないから。」
「おい、こんな時だからこそ、もう少し前向きになれよ。
 そんなことばかり考えてないで。」
「和杰、もしも私が本当にそんなことになったら、絶対に阿嬤には言わないで。
 上海に仕事に行ってるって、そう言って。
 あっちの仕事が忙しすぎて、だから顔を見に帰ることもできないんだって。
 私の代わりに手紙を書いて。
 毎月、阿嬤が私が元気でいるって思えるような手紙を書いて…」
 
まだ何か言おうとする小茜に突然キスをすることで、彼女の言葉を止める和杰…。
 
 
 
夜が明け、小茜が目を覚ますと和杰の姿がありません。
彼の名前を呼ぶ小茜。
そこに和杰が食べ物を持って戻ってきます。
 
「私を残して1人で行っちゃったのかと思った」
「馬鹿言うなよ。何で俺がお前を1人にできるんだ?」
「でもイギリスに行くんでしょ」
「それは誰かさんが俺のことを必要としなかったからだ。」
「あなたをいらないなんて思ってないわよ。
 ただ一度得たものをまた失うことがすごく怖かっただけなの。
 だからあの時は何もかもいらないって、その方がましだと思ったの。」
「いつか俺たちが本当に別れる時が来るかもしれない。
 でもそれは……、そうだな40年か50年先のことだ。
 俺が先に逝ってしまっても、頼むから悲しまないでくれ。
 天国でもお前を守り続けるって約束するから。
 お前が先に逝ってしまったら、俺も悲しまないって約束する。
 すぐにまた天国でお前に会えるからな。」
「何でそんなこと言うの。」
 
 
突然ドアが開き、誘拐犯たちが乗り込んできました。
銃を向けられ、咄嗟に小茜を抱きしめ、銃口に背を向ける和杰。
そして1発の銃声が。
 
 
和杰が撃たれたのかと思った小茜ですが、和杰は何ともありません。
驚く2人。
 
犯人たちの方を見ると、彼らの後ろから大貿と瑪麗が姿を現しました。
 
「どういうことだ?」
問い詰める和杰の勢いに何も言えない2人は黙って後ろを指差します。
 
 
そこに現れる成恩。
 
「この誘拐は俺が仕組んだ。」 
「私と大貿が外に引っ張り出された時、ホントにどうにかなりそうだったのよ。
 でも孟成恩を見てようやくわかったの、これは狂言だって。」
 
そう説明する瑪麗ですが、和杰は成恩に詰め寄ります。
 
「面白かったか?」
 
成恩を殴る和杰。
 
殴られた成恩は 
「馬小茜が俺のプロポーズを断ったからだ。
 彼女が愛してるのがお前なのはわかっていた。
 だから彼女にちゃんと向かい合わせてやるために仕組んだまでだ。
 この一発は借りにしておいてやる。
 もしもこの先、お前が彼女を苦しめるようなことがあったら、
 その時、倍にして返してやる。
 …
 鍵だ。車は山の下にある。」
とだけ言って、“誘拐犯”たちと立ち去るのでした。
 
 
残された4人。
突然、瑪麗が笑い出します。
 
「何笑ってるよの」と小茜。
「小茜、正直に言いなさいよ、昨夜、何してたの?」
「べ…別に。何なのよ」
「自分のTシャツ見てご覧なさいよ」
 
 
瑪麗にそう言われて見てみると、Tシャツは裏返しになっていました(笑)。
大貿にまで冷やかされて、小屋を出て行く小茜。 
 
瑪麗はそんな小茜の後を追おうとしますが、その前に、小茜につらい思いをさせたりしたらどうなるか、和杰にきついヒトコトを言っておくのを忘れてはいませんでした(笑)。
 
 
成恩のところに小茜からのメッセージが届きます。
“あなたと出会えて本当に嬉しかった。
 最初はとても横暴な人だと思ったけど、でも知り合ってだんだんわかってきた。
 あなたのそのタフな外見の中に優しい心が隠れていることが。
 あなたのそばにはいられないけど、でもあなたの優しさはこの先ずっと忘れない。
 あなたは私にとって、誰より大切な友達なんだから。
 あなたの力があれば幼教王国の計画はきっと実現すると信じてるわ。
 勝負しましょう。
 私も自分の夢を叶えるため、幸せになるために頑張るつもりよ。
 あなたさえよければ、いつでも電話してきてね。
 いつでも気が向いたら会いに来て。
 何もかも全てがうまく行くことを祈ってます。”
 
 
幼稚園の壁を塗り直している小茜と瑪麗。
和杰からの連絡がしばらくないようで、瑪麗は「思い知らせてやるわ」と気合い充分(笑)。
 
と、そこに子どもたちが結婚式のフラワー・ガールとリング・ベアラーのような姿で、花束を持って登場です。
そして満を持して(?)和杰が花束を持ち、大貿を従えて登場。
 
 
それでも瑪麗は和杰に「小茜に何日も連絡しないなんて、いったいどういうつもり?」とヒトコト言わずはいられません(笑)。
 
「あまりにこの天使幼稚園を離れがたいから、残って社会奉仕を続けることにした。」
 
その和杰の言葉に「今度の刑期はどのくらい?」と訊ねる瑪麗。
その問いかけに笑顔を見せた和杰は、無言でペンキで壁に「∞」と描くのでした。
 
 
そして小茜に、彼自身がデザインした馬蹄鉄を形取った世界に一つしかないネックレスを贈ります。
 
「贈り物はもう1つあるんだ」
と言って彼が取り出したのは指輪でした。
「結婚してくれ」と小茜にプロポーズする和杰。
 
子どもたち、そして瑪麗に励まされるように何度も頷く小茜。
その彼女の指に、和杰はこちらも馬蹄鉄をデザインした指輪をそっとはめます。
 
そして、2人のキスシーンで、ドラマも「The End」。
 
 
 
 
 
後半の和杰の変貌ぶりがすごかったですね。
その分、成恩が後半、伸び悩んだかな、と(^^;)。
 
 
ドラマ後半の和杰の台詞や行動は、歯の浮きそうなものが多かったですが、この辺りは彼を兩性作家として設定していたのが効いていた気がします。
こんな台詞をたとえば実業家である成恩が言ったとしたら、きっととても違和感を感じたはず。
ですが、和杰だとすんなり聞けてしまうんですよね。
 
実際、ネット上には「夏和杰語録」も存在するようですし(笑)。
確かに、それも納得してしまうぐらいに名台詞が多かったですね。
この最終回も、良い台詞ばかりで感動しました。
 
 
ただ、こと恋愛に関しては、お2人さんはとてもまどろっこしくて、周囲が大変でしたね。
特に小茜(^^;)。
成恩じゃなくても、自分の気持ちに正直になるように、背中を押したくもなります。
 
 
そしてすっかり良い人としての役回りになってしまっていた成恩。
最後の最後まで良い人じゃなくてもいいのに。
 
プロポーズを断った時に、小茜は成恩が怒っていたと感じたようですが、見ている方はそうは思わなかったですね。
むしろとうとう諦めたんだな、と。
これまでは小茜の気持ちが自分には向いていないことを知っていても、諦めきれずにいた成恩が、この瞬間、その事実を受け入れたんだな、という気がしました。
そして、小茜が罪悪感を感じずに和杰のところに行けるように、あんな言葉を口にしたんだろうな、と。
 
なのにいつまでも愚図愚図している2人に業を煮やしてのあの犯行(笑)だったはず。
最後まで良い男でした。
 
 
でも、私は最初の頃の“霸道”な成恩、好きだったんですけど(笑)。
後半は、江陳博とイメージが重なってしまったり。
 
とは言え、溫昇豪の演じた役の中では、陳博に次いで好きな役柄になりました。
 
 
それから、このドラマでのお気に入りだった、瑪麗と大貿。
2人とも、実に素敵でしたね。
特に瑪麗は、これぞ友達の鑑!
和杰と成恩に愛されていることよりも、瑪麗という友達がいるという点で小茜が実に羨ましかったです(笑)。
 
 
阿曼達も、モデルの頃と後半では、表情が全然違っていましたね。
圧倒的に後半の彼女が魅力的でした。
 
 
 
また、このドラマでの藍正龍は、これまで見てきたどの作品よりも魅力的に見えました。
好きな役者さんなので、それなりにドラマも見ていますが、和杰は彼にピッタリの役だったように思います。
どちらかというと、重い役柄が多い彼ですが、こういう役もまた演じて欲しいものです。
 
 
 
そして、やっぱり私は三立のドラマが好きなのね、ということを再認識(笑)。
 
ということで、勿論、現在放送中の「鐘無艷」も楽しみにしています。
何せ久々の明道の三立復帰作で、吳慷仁も出ているわけですから、期待せずにはいられません(笑)。
 
 
 
ということで、『PS男』のレビュー(とは名ばかりですが / 汗)もこれでお終い。
だらだらと長ったらしいばかりの文章に毎回お付き合いくださってありがとうございました<(_ _)>。
 
 
 

『偷心大聖PS男』第21話(最終回)」への8件のフィードバック

  1. 初めまして!
    小穂さんのレビュー最高でした。日本では週に一度の放送なのですが、先が気になりYouTubeを観ていました。でもなんとなくしか台詞がわからず、モヤモヤしてる時に、このレビューを見つけたのです。
    それからはケータイ片手に台詞を見ながらYouTubeで最終回まで一気に観てしまいました。
    初めての台湾ドラマ、大好きになってしまいました。
    全てがとても丁寧に訳されていてとても感謝してます。
    PS男はDVDは出されるのでしょうか?日本で始まったばかりなので、まだまだ先でしょうか?なにか情報がありましたら知りたいです!

    • やまびこさん、こんばんは! はじめまして。
       
      ご丁寧なコメントをいただきまして、ありがとうございます。
      だらだらと長いばかりで、レビューとも言えないようなものですが、少しはお役に立てたようで、ホッとしました(^^)。

      『PS男』、1話が台湾のものより短いですから、終わるのはまだ随分先のことになりそうですね。
      先週初めてBSの放送を少しだけ見たのですが、このペースだと全部で30話くらいにはなりそうだなぁ、なんて思いました。
      やっぱり先の展開が気になって、我慢できなくなりますよね(笑)。
      今はYTなどで見ることができるので、こういう時には助かります。
       
      これが初めての台湾ドラマでいらっしゃいましたか?
      まだまだたくさん面白いドラマがありますよ、などとちょっと誘惑してみたりして(笑)。
       
      日本版のDVD、リリースされるかもしれませんね。
      放送が始まったばかりなので、今すぐなのかはわかりませんが…。
      台湾版のDVDがそのうちリリースされるのは決まっているようですね。

  2. 小穂さん!こんにちは~
    感謝!感謝!!本当に最終回までとっても丁寧なレビューを
    ありがとうございました!!

    最終回 ちょうどライブでは観られなくて 後でみたのですが
    途中はちょっとバタバタしましたけど(お約束?)
    でも シアワセな結末に満足♪ とってもいいドラマでした~
    (裏返しTシャツにはキャーと叫んじゃいましたよ(笑))
    藍正龍の和杰 とっても良かったですよね~ そしてソニア嬢も本当にかわいらしかった。大好きになりました♪♪
    マリ&大貿も良かった~そして大貿も!小茜の親戚の皆さんも♪ みんな魅力的でした~
    小穂さんの丁寧なレビューはライブでドラマを観ているときとはまた違った魅力もあって(小穂さんの文章が上手なんですね♪) 2倍楽しませていただきました。本当にありがとうございました!

    そして『鐘無艷』はじまりましたねー 毎週見ております♪
    最初は うーんどうかなぁ?と 一歩引いてみていたのですが
    5話まできて どんどん面白くなってきました!!(制作特辑での明道がまた魅力的で♪)
    毎回 明道の演じる齐宣のワガママ振りに 文句をいいつつ見ておりますが(笑)彼がどう変わっていくのか そして物語に絡み始めた吳慷仁にも期待しつつ・・・・(結構音楽も好きです♪) 
    あぁ面白いですねぇ三立さんのドラマって!

    長くなりましたが 本当にありがとうございました♪PSが終わっても 他の記事楽しみにしております♪(台湾ドラマと韓国が大好きなので!)これからもよろしくお願いします♪

    • 奶糖さん、こんばんは!
      こちらこそ、長ったらしいばかりのレビューもどきに最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。
      いつものことですが、自分の語彙力の無さにもどかしい思いばかりしてしまいました。
      もっと違う言葉で伝えたいのに、上手く言葉が出てこなくて…。
      結果的に、上手くこなれていない直訳に近い形になってしまって(..;)。
       
       
      最終回がバタバタするのは三立ドラマのいつものパターンですよね(笑)。
      ですが、基本的にハッピーエンドで気持ちよく終わってくれるので、安心して見ることができます。
      『PS男』も三立ドラマらしく、微笑ましいというか心地良い形で終わってくれましたね〜。
      その後の彼らの様子をもう少し見たい気がしてしまうのもいつものことなのですが、でもとにかく良いドラマだったと思います。
       
      Tシャツ、なかなかの演出でしたね(笑)。
      あれに気付く瑪麗もさすがでしたし。
       
      Blueはこれまで随分出演作も見ていますが、この和杰という役柄が今までで一番好きですね〜。
      隋棠もこれまで小樹(『死了都要愛』)のイメージでずっと見ていたところがあったのですが、黃國芬、そして小茜と、小樹とはまた違う顔を見せてくれて、とても魅力的でした。
      小樹がとにかくお気に入りで、ずっと好きな女優さんでしたが、今回も和杰と成恩に愛されるのも納得できるヒロイン像をきちんと見せてくれて、改めて素敵な女優さんだと思いました。
       
      三立ドラマらしく、脇を固める1人1人の人物が魅力に溢れていたもの、このドラマを楽しめた大きな要因ですよね。
      中でも瑪麗と大貿の存在感は大きかったです。
       
       
      『鐘無艷』、私も楽しんでいます^^。
      まだ5話は見てないんですけど(^^ゞ。
      久々に、明道マジックに はまってしまっています(笑)。
      ホントにマジックですね(笑)。
      この先の展開がとても楽しみです。
       
       
      三立のドラマは私には本当に相性が良くて、これまで、あまり楽しめなかった作品の方が少ないんですよね。
      『鐘無艷』もですが、これから先の三立ドラマにも期待ですね!
       
      Twitterでぶつぶつ言ってるせいか、ブログになかなか手が回らなくて、放置したっきりですが、ぼちぼちマイペースで続けたいと思っております。
      こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いします。

  3. 返信ありがとうございます!
    30話ですか・・・長い道のりですね(泣)
    基本的質問で申し訳ないのですが、台湾盤DVDと日本盤はどうちがいますか?
    もちろん日本語字幕はないって事ですよね?

    カットされた部分や撮影の様子なども、台湾盤なら入っているのでしょうか?中国語?の字幕は入ってますか?

    オススメのドラマ知りたいです。PSに出演していた方のドラマも観てみたいです。

    長々とごめんなさい!

    • やまびこさん、こんにちは!
      コメントをいただけるのは嬉しいですし、長いものも大歓迎です^^ 。
       
      BSジャパンHPのラインナップを見ると、「2011 / 01 / 26 #30」なんてありますから、やっぱり全30話かもしれませんね(^^ゞ。
      変更される場合がある、とありますので決定ではないのかもしれませんが。
       
      台湾でのDVD リリースについては、多分まだ正式な発表がないので、どんな内容になるのかわかりませんが、これまでのドラマDVD の傾向で言えば、まず字幕は勿論中国語(台湾版の場合は繁体字)のみで、日本語字幕はないですね。
      映画の場合にはメイキングなどが付く場合が多いですが、ドラマのDVDの場合は本編だけということの方が多いと思います。
       
      藍正龍の出演作は随分たくさんありますね。
      『流星花園』にも出演していましたが、出世作は『鬥魚』でしょうか。
      私は『求婚事務所』や『火線任務』『45度天空下』『波麗士大人』なども好きです。
       
      溫昇豪は『敗犬女王』で日本でも人気ですよね。
      私は『那一年的幸福時光』が大のお気に入りです。
      このドラマでは隋棠(小茜)と恋人役で共演しています。
      偶像劇ではないですが、このドラマもとても良いドラマだと思います。
       
      台湾ドラマにも面白いものが多いですね。
      今放送されている『鐘無艷』も気に入っています(^^)。
      YouTubeなど、視聴できる機会も多くなりましたし、いろいろ楽しんでくださいね!
       

  4. こんばんは〜
    見終わりました♪^^

    いやぁ〜、後半の和杰は本当に素敵でしたね〜!
    そして瑪麗と大貿の存在感もどんどん増していきましたね!
    彼らの登場が待ち遠しくなりましたよ(笑)

    それにしても・・・
    最後のあの誘拐は・・・(^_^;A 少し無理矢理すぎるような気がしましたが、でも面白かったです♪

    • ちろさん、こんばんは!
       
      >見終わりました♪^^
      すごいハイペースでしたね^^
       
      もう後半は和杰の独壇場でしたよね。
      成恩はひたすら良い人になってしまって…。
       
      瑪麗と大貿のコンビ(?)は最高でしたね。
      息もピッタリで(笑)。
      そして2人とも、小茜や和杰のことを本当に大事に思っているのが伝わってきて、それが何より羨ましかったです(^^ゞ
       
      狂言誘拐という展開、『下一站〜』でも使ったよなぁ、と(笑)
      いくら何でも…と思いますが、こういう強引さも三立ドラマらしい気がしたり。
      そして最後の最後まで、やっぱり良い人だった成恩が可哀想に思えたり…(^^;
       
      でも、魅力的な登場人物のおかげで、楽しめるドラマになっていましたよね。
      最後まで、面白かったです。
       
      こういうドラマがやっぱり一番好きかもしれません(^^;
       

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